DAYS救援アクションからのご報告

DAYS救援アクションは、会社の定款に目的の一つとして「救援活動」と記している株式会社デイズジャパンの広報などの支援を得て、誕生しました。しかしデイズジャパンとは全く独立したNGO団体です。

DAYS被災児童支援募金は、ご存じのとおり、福島第一原発事故の被害者の救援を中心に活動を進めてきました。それに対して救援アクションは、今後私たちが直面する可能性の高い問題にどのように備えるかということを中心とした活動のために生まれました。

もし、次に原発事故が発生した時の避難の問題にどう備えるかとか、安定ヨウ素剤の事前配布の問題などに特に取り組んできました。安定ヨウ素剤の配布会は九州で数十回、東京で3回以上、鎌倉、千葉、などで開催しました。

講演会は、「私たちは福島原発事故で何を学んだか」というテーマで、福島事故の時の自衛隊関係者、避難の専門家、国会事故調報告の提言がどのように生かされたかというテーマで事故調の委員、そのほかの人々によるシンポジウムや報告会など5回開催しました。

そして国内で次の事故に備えて、市民モニタリングポスト・ネットワークを作ろうという大きなテーマに取り組んだところで、その完成を見ないまま3月末で救援アクションンの活動を終えることになりました。残念です。

これまでのご支援、本当にありがとうございました。

いただいた寄付金や講演会の参加費などは、ヨウ素剤の購入、冊子作成、配布会への医師派遣の交通費・宿泊費などのために使用させていただきました。

残金は福島の避難者を沖縄で支援している「つなごう命の会(沖縄)」、「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会(会津放射能情報センター)」に寄付させていただきましたことをご報告いたします。

2019年5月28日
DAYS 救援アクション

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